この記事の目次
毎年2月になると、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状が出てきます。この不快な症状は、7月半ばくらいまで続きます。いわゆる花粉症の症状ですが、かれこれ40年も付き合っています。
この花粉症の症状が、ここ数年で少しずつ改善してきたように思うんです。
いろいろ工夫して花粉症改善につなげてきた内容です。
参考になれば嬉しいです。
・小学生の頃に花粉症を発症
大きなくしゃみが連続して出る。鼻水がよく出る。鼻が詰まる。で、ティッシュなどを使って鼻の穴をほじる。たまに指を使ってほじる。鼻血が出るようになる。上を向く。鼻の穴にティッシュを詰める。 そうしたことを繰り返すうちに骨まで曲がってしまった。
成長過程にある骨を刺激するとよくないです。取り返しのつかないことになります。後々手術することになりました。
・中学生の頃の花粉症の症状
普通に生活をしてても鼻血が出るようになるし、集中力は無くなるし、成績は下がるし、それでついに病院で精密検査を受けるということになった。
検査の結果は、鼻の左の穴の方に鼻の中心の骨が少し出っ張って気道をふさいでいるので骨を削り取るということだった。中学3年の夏休みに手術をした。 1週間ほど入院し退院後は頭の中が非常にスッキリして集中力が増してきた感じがあった。
それは現実に試験の結果に現れた。なんと秋の模試で学年2番となった。
・20歳から40歳までの花粉症の症状
高校生の時から20歳ぐらいまでは花粉症で苦しんだという記憶がない。
今思うと中学の時の鼻の手術のお陰だと思う。
20歳になると興味本位でタバコを吸い始めた。
花粉症のせいかタバコを吸うとは言ってもほとんど吹かしていた。少しでも大人に近づきたいというかっこつけのタバコだった。 だらだらと20年近くタバコをふかしてきてしまった。
40歳の頃体が受け付けなくなってしまったのでそろそろやめどきかなと思い、タバコをやめることにした。 花粉症もその頃ピークに達していたからである。
くしゃみが出だす、鼻水が出る、止まる、鼻の中が乾く、くしゃみが出る、鼻水が出る、鼻の粘膜が腫れる、鼻がつまり鼻呼吸ができない、口呼吸になる、喉を痛める、 のどちんこが痛い、つばをうまく飲み込めない(のどちんこが痛いから)、口呼吸しかできないからなかなか寝付けない、寝付けたとしても呼吸困難になり目が覚めてしまう、睡眠不足になる、精神的にイライラ感が続く、 人に会いたくない、心が沈む、集中力がない、声が出ない、声がかすれる、こんな感じだった。
思いっきり深呼吸がしたい!!これが40歳の時の強い強い思いである。
・花粉症はシーズンが終われば毎年治っているから、薬を飲まないでも花粉を吸わないように工夫すれば大丈夫かも?
花粉症について良い病院があると聞いて自宅から片道1時間もかけて通院した。3シーズン通い続けた。真面目に。通院して3シーズン目の終わり頃、病院の待合室で大きなくしゃみが連続し鼻水もタラタラ落ち始めた。 なんとか診察室ではその発作を止めることができたが、それを機に病院の薬は飲まないと決意した。
病院に行って改善したと少しも思えないし薬代も病院に通う時間も無駄だと心の底から思ったからである。
薬を飲まないでも花粉症の発作が出ないように翌年からマスクを外出時は着用した。洗濯物は部屋干しにした。花粉症用のサングラスを運転中は着用した。これは目のためには功を奏した。目のかゆみを抑えることにつながった。 帽子をかぶる。ドライブ中は窓を開けない。家に入るときは衣服についた花粉を叩いてから。などなど考えられることはほとんど実行した。
でも、花粉症の症状は我慢できる程度にはなっても満足できるような結果ではなかった。花粉を遮断することには限界を感じた。内からの改革、つまり体質改善こそ大事なのではないのかと思ったからである。
・50歳の時の健康診断が縁でウォーキングを始める・・・花粉症に対する免疫が強まったか?
6年前健康診断を受けた。血圧が少し高めである、中性脂肪の値が高すぎる、という結果が出た。
健康相談をしたら毎日30分以上のウォーキング、食事のカロリー制限などについて指導してくれた。
それ以来、30分以上のウォーキングを1年間ほぼ毎日続けた。
すると、翌年の花粉症の症状が以前よりは軽く出ているような感じがした。もしかするとこの年は花粉の飛散量が激減していたから花粉症の症状が軽く出たのかもしれないと思ったからである。
毎年、花粉の飛散量が多かろうと少なかろうと花粉症の症状は確実に出ていたので、その効果はあったのかもしれない。
以前の私といえば100メートルぐらい離れたところでも自動車で行く習慣があったので最初のウォーキングはかなり辛かった。1日目は真っ直ぐ歩けなかった。1歩1歩がゆっくり。1週間もすると慣れてきた。 タイマーを使って片道15分歩いたら同じ道を引き返す。飽きがこないように3、4日ごとにコースを変えた。時間があれば距離も増やしたりした。片道30分も歩けるようになった時は非常に嬉しかった。 よくこんなに歩けるようになったものだと。
ウォーキングを始めて3ヶ月後に保健センターで定期報告の機会があった。その時の検査結果で驚いたことがある。体重が3kg減っていたけど、なんとそのうちのほとんどが内臓脂肪量だったことである。 本当にウォーキングは内臓脂肪量の減少に効くものだと心底思った。
ちょっと話の筋が変わったけどウォーキングが楽しくなってきたのは事実である。だんだんと体力がついてきたような感じがする。それは車の窓を開けながら 運転してもくしゃみが簡単に出て来なくなったし、1日で2万歩も歩ける(1回限りだけど)ようになったからである。
1日30分以上のウォーキングは花粉症の改善に一定の効果があると思う。
・塩分控えめ、薄味の食生活に切り替えは、花粉症に効果ありか?
血圧が少し高いと診断を受けて、このままの食生活だと必ず薬漬けの人生になってしまう。薬を飲む人生になる前にやれることはやろう、できることはなんでも挑戦しようと思った。
ちょうど女房も血圧が高めと診断結果が出ていたので塩分控えめ、薄味の食生活にすることに簡単に納得してもらった。どっちかというと女房の方がやる気満々だったのが良かった。女房は毎日血圧計でチェックしているし、料理も毎回真剣に考えてくれている。おかげで夫婦共々血圧は標準を保っている。
”なんだこの薄味は”と思うぐらいにそっけない料理が続いた。最初の頃は我慢して食べていたが1週間もすると薄味に慣れてくるものだ。おかずは薄味なのでもちろんご飯の友にならない。だから今ではおかずを最初に食べ終わってからご飯を食べる。 パン食も多くなった。おかずを食べているうちにお腹も膨れてくるのでご飯の量も少なくて済むようになった。ダイエットにもつながっている。
先日、回転寿司に行った時、握り寿司に醤油をつけないで食べてみた。わさびだけで美味しく食べることができた。自分ながらすごいと思った。素材の味がよくわかるようになった。味覚も研ぎ澄まされてきた感じもする。
キャベツの千切りは合わせ酢(甘酢)でとても美味しくいただける。その甘酢に少しだけマヨネーズを添えると自家製のドレッシングの出来上がりだ。 ファミリーレストランにはほとんど行かなくなった。味が濃すぎるし野菜が少ないから。
カップ麺をたまに食べるけど汁はほとんど残すようになった。インスタント焼きそばは塩分量が非常に多いので最近は買うのを控えている。
塩分控えめ、薄味の食生活を始めて2、3年になるけど
花粉症の症状は毎年軽減していく感じがするので塩分控えめ、薄味の食生活は花粉症の改善に一定の効果があったと思う。
・料理用の食用油(サラダ油)をオリーブオイルに切り替えたのは、花粉症に効果ありか?
サラダ油を使ったなすの味噌炒めを食べるとなぜか吐き気を催すようになってきて、最初は我慢して食べていたけど限界を超えてしまって戻しそうになった。
それが6、7年前のことだ。
それで試しにナスの味噌炒めをオリーブオイルに変えて作ってもらったら、最後まで吐き気を催すこともなく最後まで食べるきることができた。ナスが嫌いだったのではなく油そのものが体に合わなかつたのである。
これがきっかけでほとんどの料理はオリーブオイルで作ってもらっている。
オリーブオイルを毎日の料理に使うことなので経済的にはどうかなと心配するけど、健康には変えられない。今ではリーズナブルな価格でオリーブオイルが販売されているので庶民には非常に助かる。
最近、リノール酸を多く含んだ食用油の取りすぎは花粉症の症状を悪化させるというような記事を目にしたので、オリーブオイルをほとんどの料理に使用しているということは偶然にもリノール酸の摂取率を下げていることにつながっているのかもしれないと思った。
だから、食用油をオリーブオイルに切り替えたのは花粉症の改善に大いに効果があると思う。
・まとめ
3年ほど前からなんとなく花粉症の症状が軽くなってきたという感覚があった。
特に睡眠がちゃんと取れるようになったのは大きかった。
昨年は少し症状が出て、今年は全くと言っていいほど出なかった。
こんなに頭の中がスッキリしていたシーズンはなかった。世の中が別世界に感じた。見るもの聞くもの全てが新鮮に感じた。自分の声も張りが出てきた。人生が前向きになった。
来年もこんな感じだったら花粉症が完治したと宣言してもいいのかもしれない。
花粉症に高い治療費、薬代などをかけたくないと思ったら是非参考にして実践してみてください。最初はちょっとずつ。たまにサボって。そんな感じで。
・1日30分以上のウォーキングの実践
・塩分控えめ、薄味の食生活に切り替える
・料理用の食用油をオリーブオイルに変える
この3つを実践してみてください。
最初は大変だと思うけれどもやり通せばきっとスッキリした爽やかな生活が訪れると思います。私が現在そうであるように。